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自然観察系世界一周 うに丼日記

うにまるが世界をどーんと旅した自然観察系旅ブログです

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憧れのアラスカへ!!

こんばんは、うにまるです(^o^)丿
三連休も残すところ数時間、気分も沈みがちな時刻です。

夕飯も食べ終わったし、そんな気分を挽回すべく、憧れのアラスカを旅したお話を紹介したいと思います。

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アラスカといえば、動物写真家の星野道夫氏を思い浮かべる方も多いと思います。もちろん、うにまるも彼の大ファン。今まで、写真集の中でしか見たことがなかった、彼のフィールドへ、足を踏み入るわけですから、もう出発前からワクワクがとまりませんでした。

上の写真。うにまるが撮ったんですよ~。そう、この場所こそ、彼のアラスカでの最初のフィールド、デナリ国立公園です。写っているのは、グリズリー。星野さんは「もしクマが存在しないのなら、ぼくはこの土地(アラスカ)に来ないだろう」と言っています。それくらい、この土地にクマはしっくりと馴染んでいるし、クマという存在が、緊張感を与えてくれます。

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秋のデナリ国立公園。日本では見たこともないような、クレイ粘土で作り上げたような山様。そして、ブルーベリーやヤナギといった灌木の紅葉に目を奪われます。アラスカの秋は「ほんのわずかな時期」といわれていますが、そのわずかな秋を狙って、訪れたのが今回のツアーでした。

そう、今回はうにまるとしては、めずらしいパックツアー。このとき、わけあって無職だったうにまるは、その時間を利用して、秋のベストシーズンにアラスカへの旅行を決意したのでした。

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デナリ国立公園は、バスに乗っての観光だったのですが、時々はバスから降りて、外の空気を感じることができます。
公園の奥へと入るにつれて、マッキンリー山がせまってきて、迫力満点。

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グリズリーの他にも、ムース(ヘラジカ)や、ドールシープ(岩場を移動する角の大きいヤギみたいな羊)なんかも見られました。グリズリーもムースも、体は大きいんですが、ブルーベリーの実をせっせと食べているところでした。写真の赤い葉っぱはみんなブルーベリーの葉です。

バスの中からではありましたが、こんな大きな哺乳類を間近に見ることができて、大感激!!

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アラスカの紅葉の美しさと言ったら、もう言葉を失います。写真に写っているのは、いわゆるツンドラといわれる土地です。

中学校の社会の時間に、永久凍土とか習ったことを思い出しましたが、永久凍土って言っても、表面が凍っているわけではないんですね。永久凍土の上にうすい地面がのっかって、そのわずかな土地に植物たちは根を下ろしているのです。でも、寒い土地ですから植物は枯れても腐らない、つまり、土といってお肥沃なものではなく、栄養の乏しい泥炭の層が広がっているわけです。ここは、見渡す限り、広大な湿地帯。木がか細いのもうなずけます。

で、どのくらい広大な土地というと…

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飛行機が到着したアンカレッジから、デナリ国立公園の入り口まで、アラスカ鉄道で7時間、ずっと同じ景色の連続でした。もちろん、それでもごく一部なんでしょうけど… 

黄色いのはアスペン、緑のものはスプルース。この2色のコントラストが、うにまるにとってのアラスカの色となりました。

さて、デナリ国立公園を後にして、向かった先はフェアバンクス。真冬にはマイナス40度にもなる土地です。そして、オーロラの出現率世界No.1!

オーロラって、基本的には、オーロラ帯っていう磁気帯の上なら1年中、ほとんど出ているらしいです。でも極地に近いので、白夜の頃や、曇りの日、それがかすんでいる日には肉眼でとらえらえないんだそうです。

実は、うにまるたちが帰国したあとから、磁気活動が活発になり、去年、今年はオーロラの当たり年らしいですよ。残念ながらうにまるたちは、それほど強いオーロラを見ることはできませんでした。

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でもね。一応見られましたよ(*^^)v

ただ、これ、カメラのシャッタースピードをとても遅くしているので、微弱な光をとらえたものなんですね。肉眼には白っぽいもやが、微妙に揺れている程度しかわからなかったです(^_^;)

強いオーロラは緑や赤に見えたり、カーテンのように伸び縮みするらしいですから、ぜひその姿を見てみたいものです。


あと、アラスカツアーで楽しかったのは、ツアーを1日離団して、現地ガイドさんに案内していただいたこと。ツアーの離団ってできるんですね。ちゃんと離団届なるものも用意されていました。インターネットで見つけました。

そして、そして、その現地ガイドさんというのがこの方↓

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ツンドラに自力で家を建て、家族で暮らしていらっしゃるという、写真家の河内牧栄氏。そう日本人なんです。

HPはこちら

夜のオーロラツアーでは、彼のログハウスで待機しながら、アラスカでの生活や北極圏の自然について、いろいろと聞かせていただきました。結局この日はオーロラは散々だったのですが、ログハウスでの貴重な時間が何よりの宝物となりました。

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そして、翌日は、彼の奥様の案内で、ツンドラを踏みしめながら野生のブルーベリー摘み。少し時期が遅かったので、数こそ少なかったですが、ほどよい酸味があって、味もすごく濃いんです。

あ、書き忘れていましたが、左に写っているのはうにまるのおば様(母の妹)です。今回のツアーに一緒に参加してくれ、いろいろとお世話になりました。

ツンドラって、思ったよりもふわふわで、ところどころ、湿っていて…。こんなところを歩いて、自然破壊にならないのかなって、ちょっと不安にもなったのですが、ツンドラを歩くときの約束は、人と同じところを歩かないことなんだそうです。自然へのダメージを減らすためにね。

だから、それぞれ勝手気ままにブルーベリーを求めて歩き回りました。グリズリーもオーロラも素晴らしかったけど、自分の足でこの土地を踏みしめた感動は何よりの体験になりました。

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そうそう、氷河も見たし、帰りの飛行機からの絶景もすごかったんですよっ!!!

5泊6日とは思えない、もりだくさんな旅を一気に振り返ったので、今日はずいぶん長くなってしまいました。
もしも興味がある方がいらっしゃればYNWC的な日常にリアルタイムで記事を書いていますので、のぞいてみてください。(カテゴリーから探すと早いかも)

アラスカ旅行記第1回目はこちら

ようやく、過去の旅行記の整理が終わりました。このブログには、来年の世界一周を始め、海外旅行の思い出を詰め込んで、宝物にしようと思っています(*^_^*)

ブログのデータとか、消えちゃうことってあるのかなぁ…。それがちょっと不安です。

最近、「来年の今頃は…」ってことを妄想したりすることが多いです。新しいことにワクワクして、写真とかいっぱい撮っているのかな?

で、今のマイブームは、「もし、今この場所が、初めて訪れる場所だったら」って外国人目線で地元を眺めること。そう思って周りを見回すと、けっこうワクワクすることが多いです。次回は、そんな気持ちで、横浜の観光スポット「山下公園周辺」をお散歩したお話を一挙公開予定です。では、また週末に!!

今日のYNWC的日常に、一部掲載中(*^_^*)
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| アメリカ2011.9 | 20:28 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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