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おはようございます、
うにまるです( ´ ▽ ` )ノ
楽しみにしていたインカトレイル。日頃、のんべんだらりと過ごしているうにまるには、やはり高嶺の花だったようで…。これから行こうと思っている方は、基礎体力作りに手を抜かないことをオススメします。
本日はタイトルの通り、インカトレイルを途中で断念。引き返す情けないお話です。すでにリアルタイムでも報告しているので、重なる部分もあるかと思いますが、よかったら最後まで読んでやってください(笑)
それでは、
9月7日の日記から
ドーンといってみましょう!!

朝5時半起床。
な、なんと、テントまでホットドリンクが運ばれてくるというサービスか
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
しかも再び洗面器に1杯のお湯(≧∇≦)

なんて、手厚いサービス。
しかしながら、このときすでに、お腹の不調を認識するに至っていたうにまる。
このドリンクサービスの1時間前にトイレに起きたのですが、そのときすでに完全な下◯状態(朝からすみません)。
特に腹痛や発熱はなく、ただただ、お腹のみが不調。


朝ごはんもまったく食べられず、ボリジを一口とコカ茶一杯だけ。
こりゃ、まずいかなぁ…と、思いつつもまだまだ行く気は満々!
下痢っていうのは、高山病の一つの症状らしいんですよね。他にもガスがたまりやすくなってぷっ、ぷっ、ぷーになったりね。
呼吸器系の不調を心配していたのに、まさか自慢のお腹にくるとは思いませんでした。
でも、とりあえず、頭痛はなし、熱もなし。呼吸はしっかりしているし。

まっ、行けるとこまでいってみよう!

しかしながら、1時間ほど歩いたところで、仲間との差がつき始め、お腹の調子もいよいよ不調に。
そこからの1時間半で、草陰にしゃがみ込むこと数回。

写真くらいは、せめてきれいな花を(笑)

ま、そんな感じで、第一の休憩ポイント(3350m)についたときには、すでに仲間は出発し、ガイドさんだけがうにまるを待っていてくれました。

パンフレットを撮った写真ですが、1.2.3の数字は宿泊地。★印はうにまるが到着したポイントです。
うにまるの登山記録、北岳(3193m)を超えたとはいえ、まだ出発から、500mも登っていないのです。
この先1000m近く登って、高山病が重篤化したら、降りるのも一苦労。
このときの思考、今思えばすごいですよね。あと1000m登れる気でいましたからね(笑)
でも、きっと、登ることもできなかったと思います。
だって、引き返すことを決意し、下り始めたときのこの写真。本人、笑顔で撮ったつもりなんですけどね(笑)

どう見ても元気じゃないですね(笑)
下痢の怖いところは、急速に体力を消耗することなんですよ。
引き返すと決めて気も緩んだのか、その後、草陰に隠れる回数も多くなりました。

朝から10回くらい行ったかなぁ。
すでに、完全に「水」な感じですね。色はついてるまたいでしたけど(^_^;)
あ、そうそう、途中で引き返すと、どういう対応をしてもらえるかということを紹介しておきます。
なかなか、記事になりにくい話ですから、これから行なれる方にぜひ参考まで。
まずは、休憩ポイントについてすぐ、ガイドさんに聞きました。
Can I go back ?
たぶん、ガイドさんもうにまるがそう言うのを待っていたと思います。
「もし、帰るつもりなら、別のガイドが同行するから心配はいらないよ。」
的な返事が帰ってきました。
「クスコに戻るか?」って聞かれたので、「できれば、みんながマチュピチュへ着く日に電車で合流したい」と伝えました。
あとは、とてもスムーズで、ガイドさんの手配で自分の預けてある荷物を持って、別のガイドさん(ポーターさん?)が下山途中のうにまるに合流してくれたのです。そして、オリャイタイタンボのホテルまで同行し、宿泊の手配やツアーリーダーへの連絡をしてくれました(費用等は最後にまとめて書きますね)。
ちなみに上の写真は、新しいガイドさんと合流する前、一人で下山していたときのものです。
で、新しいガイドさんと合流してから、うにまるの具合はぐんぐん悪くなっていきました。
度重なる下痢で貧血状態になっちゃったんですね。来た道を下るだけなのに、あと少しのところでまったく動けなくなってしまいました。
道端に座り込み、へなへなと寝転がってしまう始末。
インカトレイルはロバや馬も通るのであちこちにやつらのうんちが転がっているんです。

寝転がる瞬間、それが頭をかすめたんですが、確認する間もなく地面に突っ伏していました。
たぶん大丈夫だったはずです(笑)
それと同時に、最初は手足の指先だけに感じていた「しびれ」が両足、両腕に広がりました。
で、どうにも動けなくなってしまったうにまるをガイドさんが担いでくれることに…。申し訳ない気持ちでいっぱいですが、もうなすがままです。
担いでもらって、数歩下ったあたりで、しびれが全身に広がる感じがしたときは、ちょっぴり恐怖を感じました。
実は、今回の体調不良については、事前に高山病について調べていたこともあり、魚介アレルギーのときのような恐怖感は全くなかったんです。
とりあえず意識障害はないし、高度を下げて、最悪酸素吸入すれば、収まるんじゃないかなって…。
ただ、全身に「しびれ」が広がり、なんか体が硬直する感じがしたときは、ちょっとまずいかなって恐怖しました。でも、5分もしないで、朝の出発地点近くの診療所に到着しました。


言葉もほとんど通じない(彼はスペイン語オンリー)、重たいおばさんを背負ってくれたガイドさん、心からありがとう(T_T)
診療所では、血圧と血中酸素濃度を測られ、下痢止めを飲み、最悪と思っていた酸素吸入をしてもらいました(^_^;)
このときは、ほんとフラフラだったので、写真もなければ、測定してもらった数値もわかりません。
ただ、1時間ほど休んで、ずいぶん落ち着いたので、それほどひどくはなかったはずです。水分補給のために、まずかったけど、塩味の水も飲みました。ポカリがよかったなぁ…。
インカトレイルを断念すると決めたとき、ガイドさんに帰りは馬に乗って行くといいよと言われたのですが、そのときは歩く気満々だったうにまる。
結局、ここから先、1日目に歩いた8kmの道のりは馬に乗ることになりました。
楽勝だったはずの道も、一度体調を壊してしまうと歩けないものなんですね。

これがお世話になった馬です。
どうにか自分の荷物を背負い、写真を撮る元気も出てきました。

陽射しが強いのですが、風も強いので、なりふり構わず頭にタオルを巻いています。
正直、まだまだ体調不良で、周りの景色を楽しむ余裕はありませんでした。せっかくの人生初の長時間ホースライディングだったのに…。

坂道登ったり、下ったり、けっこう馬に乗るのも体力がいるものです。

途中、急な坂道では馬から降りて少し歩いたんですが、やっぱりふらふらで、超スローペース(ーー;)
最終的に、8kmの道のりを2時間半ちょっとで、最初のゲートのところへ戻ってきました。
で、そこから先は「コンボ」と呼ばれる乗り合いバスでホテルのあるオリャイタイタンボまで。
最初はガラガラだったんですが、途中から通勤電車以上に混雑し、再びクタクタになりました。

うにまるの後ろにいるのが、お世話になったガイドさんです。お礼に、今後は使わないであろうウォーキングポールをプレゼントしました(笑)
で、ホテルにチェックインしたあとどうなったかといいますと…。


医者を呼んだら、ホテルのベッドで点滴を受けるハメに(^_^;)
これ、本当に必要だったのかは甚だ疑問なんですよね。部屋に入るなり、診察なしに点滴の準備が始まりましたから…。
下痢=点滴 みたいな…。
で、血中酸素濃度を測った結果、再度酸素吸入も。

その後診察のうえ、薬もたくさんくれて、1万円以上請求されました(T_T)
これ、領収書があれば保険がおりるんでしょうか?まだ確認してないんですけど…。
高い授業料がつきました。
ま、この夜も何度かトイレに起き、最終的には本当に水みたいな便になりましたからね。無色透明。
お腹の中の悪いものもすべて、出て行ってくれたことと思います。
これ、やっぱり、食い意地出して食べすぎたのが、すべての原因なんでしょうかね。なんだか情けなさすぎます。
ちなみに、途中リタイアで余分にかかった費用は以下の通りです。メモしたつもりが見当たらないので、大まかですけど…
診療所3500円
ホースライディング5000円
ガイドさんへのチップ7000円
ホテルのドクター10000円
マチュピチュへの電車代5000円
マチュピチュからのバス代1000円
ホテル2泊8000円
4万円オーバー(T_T)
ま、考えようによっては貴重な経験ができたと前向きに考えるべきでしょうか。意外に惜しくはないかなと思っています。っていうか、そうでも思わないとやってられません(>_<)
インカトレイルへ行くことを検討されている皆様。世の中、成功談は数々紹介されていますが、こんな失敗談もあるのだと、気を引き締めて計画されてください(笑)
でも、負け惜しみでなく、入り口だけではありましたが、行くことができてよかったです。悩んでいる方は、とりあえずプラス4万円をご用意の上、挑戦されることをオススメします(^O^)/
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