旅から始まる江戸切子体験
うにまるです( ´ ▽ ` )ノ
今朝は、旅がきっかけで出会った、日本の伝統文化を支える若者に会いに行ったお話です。

日本文化の象徴、伝統工芸品である証のマーク。全国各地に、様々な伝統工芸品がありますが、今回訪れたのは「江戸切子」の工房です。

切子っていうのは、こんな風にガラスをカットして模様をつけること。(画像はWebより拝借)
赤や青の色が特徴なのかと思っていたけど、江戸切子は元々は透明なガラスを使っていたみたいです。
薩摩切子っていうのもあって、そちらの方が、色ガラスに細工をするルーツみたい。
ガラスの表面に色が重ねてあって、削ったところが透明になります。華やかだけど、長く飽きがこないのは透明な方なんだって。

模様には、伝統的なパターンがあり、これらを組み合わせて複雑な形を作るようです。

そんな、江戸切子の世界を体験できる工房です。
ここは、実際に作品を生み出す部屋ではなく、生徒さんたちが通うお教室。残念ながら、仕事現場はゆっくり見させていただくじかんがありませんでした。
なんてったって、このあと、実際に江戸切子体験をしちゃいましたから(≧∇≦)
ま、その前に、なんで芸術音痴なうにまるが、この工房を訪れることになったのかというと、きっかけはこちら↓

この階段を降りて行くと、もう何度も登場している「地球探検隊オフィス兼、旅するカフェバー」があります。
昼は旅行代理店のオフィス、夜はカフェバーという、このお店。昼も夜も、旅好きな人でいっぱい。
アンコールワットツアーの申し込みが終わって、この店自慢のラビカレーを食べていたうにまるに、気さくに話しかけてくれた若者2人。その一人が、彼でした。
簡単な自己紹介とか、旅の話とか…
そんな社交辞令的な話だったのに、おばさんの図々しさで、ついに工房まで押しかけることに…。

そんなわけで、いざ体験教室!!
左がうにまる、右は一緒に行ってくれた仕事仲間です。
緊張しながらやってきましたよ~

体験させていただいたのは、こんなお皿です。
下書き及び、荒摺り(あらずり)と呼ばれる最初の工程は、すでに彼がやってくれています。目の荒い刃で模様に沿って溝を削った状態です。

うにまるたちは、回転する円盤状の刃に皿を押し当てながら、最初についていた溝をさらに太い菱(V字の溝)に削っていくわけです。


溝が太くなっていくと、2枚目の真ん中あたりにあるように、模様が立体化して、浮き上がってきます。
線の太さが均一なら全体的に模様が綺麗に浮き出すのですが、うにまるの場合は時間がなくなり、真ん中だけ太く削ることになりました(^_^;)
削ることで模様が浮き出すのって、すごく、面白いです。

けっきょく時間切れで、ここまでしかできませんでしたけど…。これ、ほとんど未完成じゃんっ(; ̄O ̄)

ちなみに、うにまるたちが挑戦したのは「麻の葉切子」という文様です。
さらにこのあと「磨き」をすることで、模様が美しく輝くそうです。
最初は、ちょっとやってみようかなってくらいの気持ちだったけど、こうなると下手でもいいから、自分の手で最後まで仕上げてみたい~!!

ちなみに、彼はこの工房を受け継ぐ4代目。3代目に当たるお父様は、伝統工芸士の称号をもつ、日本の宝です!!
そのすごい経歴はこちらのHPを参照
→江戸切子小林
伝統文化を、受け継ぐ人がどんどん減っていく昨今、家を継ぐというのは、並大抵なことじゃないと思うんだけど、彼は海外を旅したりボランティアしたりしたことをきっかけに、この道に進むことを決意したんだそうです。
なんか、かっこいいよね!!
江戸切子体験、ぜったいオススメなので、興味のある方は上のHPでチェックしてみてください。ちなみにお値段2000円です。

場所は、地下鉄半蔵門線または都営新宿線の「住吉」駅。地上に出たら、方向音痴のうにまるですら、迷うことのないほど、すぐ近くです。
旅から始まる江戸切子体験
ほんと、ひょんな縁から実現した今回の体験講座。たまたま旅に絡んでの出会いでしたが、実は、身近なところにたくさんの出会いがあるのかもしれません。心をオープンにして、いろいろな世界を知りたいなって思いました。
素敵な出会いに感謝!
こんなところで、今回のお話はおしまい。次回までに、少しは計画が進んでいるとよいのですが…(^_^;)
では、また週末にお会いしましょう!
| 日本2012 | 07:04 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑